ネイリストになりたい。40代から、その夢は叶いますか?
ビナッチ
人手不足を解消するために、「40代 未経験者」に会っておこうと面接をしてましたが、オープン半年後、書類選考で落としてます。
なぜ、ネイルサロンのオーナーが、「40代 未経験者」を採用しないのでしょうか?
今、「手に職をつけて、将来のために」と40代からネイルスクールに通うあなたへのメッセージ。
経営失敗してて、お伝えするのもおこがましいですけど。
ネイルスクールは、夢を売る商売
こういう、キャッチコピーは心が揺れますよね。
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あなたも、将来のために手に職をつける時代です。
もし、会社を辞めても自宅でネイルサロンをオープンできますから。
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わたしも40代で起業したのは、「このまま会社員でいいのか?」という育児との両立が難しいと考えたから。
そして、ネイルサロンのオーナーになったわけですが・・・
現実は、難しいものです。
もちろん、ネイルサロンに勤めるのが、ネイリストになって活躍する場ではありません。
しかし、ネイリストとは技術職です。
施術回数が多ければ、多いほど、リフトしない(ジェルが長持ちする)技術を習得できるし、お客様への提案力、いまや当たり前のアート力などが身に付きます。
国家資格の美容師さんと変わらないほどの練習量が必要なのだとオーナーになって実感しました。
資格がいらないネイリストを軽視していた
無知って、これほど恐ろしいと思いました。
ネイリスト未経験者でも、1ヶ月で1日3人くらい合計60人を目標に、練習を重ねてシンプルなデザインのデビューをさせようと考えていました。
オーナーからすると売上にならないと店舗存続の危機に陥ります。
ですから、早く技術を習得してもらって、デビューしてほしいと未経験者のプログラムにしてました。
ネイルスクールに通うことで、爪の生理学やネイル用語、基本的なアートなどを学び基礎は、できていました。
ネイル道具も揃っているので、すぐに人へネイルを塗ることは、だいたい可能です。
しかし、料金を払ってもらうのは、実践に加えて、そのときに指導者いて指導を繰り返し技術を引き上げる必要があったことを今さらながら知るのです。
ネイルスクールに通っていても、ネイルサロンワークは不安だらけ、ましては、お客様の満足は答えるのに、60人施術すれば言い訳ではありません。
ネイルモデルになっていただいた方へ本番さながらの施術をして、指導者からのチェックがあるからこそ一人前のネイリストになれるのです。
だから、一人前のネイリストになるなら、ネイルサロンに勤めることが必要だと感じるのです。
ネイルサロンに勤めるためには?
わたしは、ネイルスクールが、就職先であるネイルサロンを斡旋してくれるのかと思っていました。
そのため、ネイルサロンを始めるときに、どうやってネイリストを募集したらいいのだろうと思っていました。
コンサルタントの方から聞いてみると、ネイルスクールを卒業後、求人媒体に登録するというのです。
そう、自分で就職先を探すそうです。
というのも、ネイル検定試験対策コースなどスクールの内容も様々であり、すぐ働くためのネイルサロンワークだけではないからです。
ネイルサロンに併設するネイリスト養成ネイルスクールに通って、そこへ就職したとしても他への転職も多く、求人募集に登録してネイルサロンを探しています。
40代の未経験者の場合
ネイルサロン業界を知らない未熟者のオーナーは、40代の未経験者ネイリストの厳しい現状を知りませんでした。
「ネイリストになりたい!」熱い想いを持っているなら、その夢を叶えてあげられたら。
そんな理想やおごりに、ネイルサロン経営の厳しさを軽く見たいたのかも、1年で閉店したのだと思います。
これもネイル業会で知ったことですが、「ネイルサロンの新規オープン募集!」と求人広告をだすと、ネイリストが集まりやすいそうです。
新規店であると、「これからお店を作っていく」ということから『女性の職場の独特な雰囲気がないだろう』『大量に採用するので未経験者が採用されやすい』ということだそうです。
確かに、未経験者のネイリストの卵たちは、多く募集してきましたし、面接もしました。
そのなかに、40代のネイリストの卵もいました。
オープン前に、可能性と原石かもしれないということから、40代の未経験者を採用しました。
しかし、ネイルモデルで練習を始めた1週間後に、辞めることになりました。
詳しいことは書けませんが、ショックでした。
それから、コンサルタントの方にどういう年齢層の未経験者を採用するか尋ねたのです。
年齢は関係なく、未経験者だから給与は最低賃金。
そして、ラメグラデーションやグラデーションなど練習の日々が続き、シンプルアートで接客するけれど、一人前になるには一年ほどかかります。
その間は、安月給のまま。
将来の不安を感じるらしいです。
さらには、40代になると、老眼になる可能性があり、ピント調整が厳しいかもしれないという現状を聞きました。
老眼になったからといって、ネイル施術ができないことはありません。
ネイル施術のお客様の年代は、そのネイルサロンのコンセプトによると思います。
お客様とのマッチングや本人の勤務年数をはかると、ネイルサロンのオーナーが、40代の未経験者を採用しない理由となっているようです。
40代ネイリストには、なれないの?
もちろん、ネイリストにはなれます。
ただ、それを職業として生活できるかどうかは、難しいと思います。
あなたに質問です。
もし、就職ができたら、安月給でも頑張れる生活基盤はありますか?
もし、就職ができたら、どんな環境であっても頑張れることができますか?
実際、ネイリストの給与が安くて、副業していネイリストをたくさん見ています。
ここは、技術職なので、給与に関しては文句は言えません。
ただ、転職するさいに、経験者であることから、給与をベースアップできますし、40代であっても就職先が広がる可能性はあります。
個人ネイルサロンをオープンさせる
ネイル施術のスキルがアップできたなら、ネイルサロンをオープンさせることはできると思います。
問題は、集客ですよね。
ホットペッパービューティーの掲載料は、プライベートサロンでは経費がかかり過ぎてしまいます。
■ ネイルアートなどで反応があるSNS
- インスタグラム (ネイルアートを投稿。#ハッシュタグで、いいねを集める)
- アメーバーブログ(ネイルサロンやアートなどの情報を更新、マメな更新とまずは50記事以上が必要と言われている)
- フェイスブック(30代以上の利用率が高いと言われている。「友だち」を増やし、「いいね」をする。他のフィールドに流れるようになる。フェイスブック広告もあり、インスタグラムと連携している)
わたしもSNSの活用は、勉強中であり、検証しています。
集客で始めた、このブログもそうですが、これから始めるネットショップなどでSNSの活用成功例を紹介したいと思います。
まとめ
厳しいことをお伝えして、ほんとうに、申し訳ありません。
でも、ネイルサロンのオーナー業を1年やってみて、ネイリストになりたい40代の女性をしりました。
手に職をつけたいネイリストへの道。
20代で始めるのとは違う険しい道があるということ。
そして、スタート地点が違っても、頑張れる気力があるなら、ヒントから40代のネイリストの成功者になってほしいのです。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。