潰れそう・・他のネイルサロンが閉店、次は我が身と思った理由
ビナッチ
2014年夏。ネイルサロンのオーナーとの交流会に参加。
知り合いが、たくさんできました。
そのメンバーが次々といなくなるのです。
仲間になったオーナーしかり、私もですが、なぜネイルサロン経営を続けられない状況になったのか「閉店」の理由です。
★ エッセイ書きました「ネイルサロンオーナー成功する人、失敗する人とは?」★
✔︎ ブーム!?ネイルサロンは儲かる商売?
世間には、ゴロゴロ儲け話がたくさんあります。
成功者が「これだけ儲かりました!」とブログで書いたら、食い入るように関連記事までも読み漁ってしまうのではないでしょうか?
その頃、私も会社員を辞めるため自動的にお金が入る仕事を、夜な夜な探していたのです。
そこで見つけたのが「ネイルサロンのオーナー業」
・看板を出さなくてもお客がくる(集客はホットペッパービューティーにお任せ)
・路面店と比較、初期投資が二分の一以下(マンションの一室でオープンすれば)
確かに・・・
確かに、その通りでした。
でも、肝心なあれを忘れてはいませんか?
✔︎ 儲け話には裏がある
ネイリストを雇いネイルサロンを経営しようと考える人は、そもそもお金を持っている、もしくは融資を受けることを前提に動いています。
本業以外の売上が欲しい(事業の安定性)
ほとんどのオーナー仲間のネイルサロン事業を始める理由が、ここにありました。
そこへ「ネイルサロンは売上が自動化できる」とあれば、興味を示しその話を聞きにセミナーへ。
「試してみる価値がありそう!」となったら、高額コンサルへお申し込みをするわけです。
マーケティングの手法「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」があります。
フロントエンド商品とは、「集客商品」で、バックエンド商品は「本命商品」です。
買ってもらいやすい、集客商品を一度買ってもらい、価値を感じてもらった後に、利幅の大きい本命商品を紹介し買ってもらう、というマーケティング手法です。
もちろん、その本命商品を買ったことで、成功するケースもあります。
選んだのは自分なので、失敗したら当然、自己責任ですし。
ビナッチ
なかなか厳しい世界です・・・
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さて、
コンサル方からネイリストではないオーナー経営がいかに難しいか、アドバイスは「チーフを育成するしかありません」
この意味が、オープン後、ジワジワぁ・・・とわかってきます。
いやいや暗くなっている場合ではなく、話を戻すとして。
ネイルサロン開業の流れ
ネイルサロンオープンさせる流れはこんな感じです。
事業計画(出店先など調査含めて)
① 事業計画作成(出店先の調査など)※開業届け |
② 物件探し |
③ ネイリスト探し(求人サイトなどへ募集)面接/採用 ※雇用届け |
④ 商材・備品購入、内装 |
⑤ 広告媒体への掲載準備 |
⑥ ネイルデザインを決める(サロンコンセプト)※事業計画で決めておくといい |
⑦ ネイル施術のルール・ネイルサロン研修 |
⑧ ネイルサロンオープン |
ネイル業界を知らない新米オーナーには、これだけでも「神情報」になります。
私の場合は、このコンサルを受けました。
コンサルを受けた特典として、オーナーの集まり会へ参加。
✔︎ ネイルサロンコンサル主催
新米オーナーが10人くらい集まり、ネイルサロンあるある話で、あーでもない、そーだよね・・・みたいに話が尽きることがありません。
ほぼ、同じ苦労をしているのか、妙に仲間意識が芽生えます。
幸い同じ地域のライバル店は、ありませんでした。
第1回、第2回は参加。
それ以降、参加しているどころの騒ぎではなくなり・・・
私が抱えていた問題
ネイリストがいない!
どうしようか・・・悩む日々。
バタバタしていたら、いつの間にかオーナーのグループラインが無くなっていました。
ビナッチ
こ、これは、どうしたのか?
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✔︎ オーナー会で仲良くなった3人の悩みは?
3人のオーナーと個別に連絡を取るようになったのです(仲良しとは言い過ぎかな?)
実は、この3人のオーナー、すべてネイルサロン(当時の場所)を閉店していました。
そうなんです、最後まで残っていたオーナーさんもホットペッパービューティーのブックマークから消えてました。
★東京 六本木店 オーナーさん
ネイリストですが、経営に従事。半年ほどで、遠方から六本木店まで通うのに体調不良のため、閉店。
2017年12月に、千葉にネイルサロンをオープンさせていました。本人がネイリストなのでそこは強みですね。
★東京 新宿店 オーナーさん
IT関連を仕事に持ち、ネイルサロンの安定収入を求めて、開業。
集客は出来ていたものの単価が安く、利益が出ない、ネイリストにも色々と苦労たえず、さらに追い打ちとなるホットペッパービューティーの値上げもあって、黒字が見込めず、9ヶ月間で閉店。
(わたしが、2015年7月に閉店)
★東京 自由が丘店 オーナーさん
不動産業の社長で、新規事業としてネイルサロン経営に着手。
本日、ホットペッパービューティーのブックマークをしていたけど、「掲載がありません」とメッセージ。サロン名で検索したら、このメッセージ。
2014年8月にオープン(わたしのネイルサロンと同じ月)。2016年7月に閉店。ネイリストの問題と赤字経営。
[box class=”box27″ title=”共通していた悩み”]
・ネイリストがいない
→ ネイリストの退職率は高い話
→ オーナーの言うこと聞かず、前任者を総入れ替え、採用に苦労した話
・料金設定が安かった
→ ネイル1万円から値段が下落。市場価格より安く設定した話
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ネイルサロン経営に不慣れなオーナーにネイリストあるあるなので「オーナーのマインド」の強さが必要です。
✔︎ 最後に
いかがでしたでしょうか?
ホットペッパービューティーの掲載費用は高いです。
でも、大手の集客媒体を使うことは、お客様の獲得になるし、リピーターにもなりました。
ただ、来てくれるお客様へネイリストがいなければ、売上も確保できないというのが閉店の大きな理由だと思います。
ネイリストを長年経営できるのは、オーナーがネイリストか、ネイリストの採用ルートを持っているなど強みがあるからです。
あなたは、ネイリストの採用に自信がありますか?
では、では。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
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